ホスト科のお世話係になりました

ふわりとウェーブした髪の毛をポニーテールにして、ほんのりと香水もつけているのだとキイたことが会った。

名前はマリアではないはずだけれど、ホストを利用するときの偽名なんだろう。

「全然待ってないよ! 侑介くん今日まで約束覚えててくれてありがとう」
マリアは嬉しそうにその場で飛び跳ねた。

そのたびにポニーテールがゆらゆらゆれて、香水の匂いがふわりと風に乗って私まで届いてきた。
「ベンチに座って話そうか」

侑介がマリアをエスコートして近くのベンチに座る。
そしてズボンのポケットからラッピングされた小さな箱を取り出した。

「誕生日おめでとう、マリアちゃん」
「うわぁ! ありがとう侑介くん!」