ホスト科のお世話係になりました

私は予定していた通り、百恵と一緒にお弁当を食べたあとホスト科へ向かった。

ドアの前で立ち止まり、スカートのポケットに入れてきたお世話係のネームを左胸につける。

ノックをしてドアを開けると、昨日と同じメンバーが全員揃っていた。
「愛美ちゃん、おはよう!」

一番に侑介が駆け寄ってきてそのまま抱きついてきた。
ボッと顔から火が出るほど体が熱くなり、固まってしまう。

そんな私を見て尋が呆れ顔で近づいてくると、「侑介、ダメでしょう?」と言いながら引き剥がしてくれた。
侑介が離れてくれてホッと息を吐き出す。

「愛美ちゃん、部室めっちゃ綺麗だね! ありがとう!」