ホスト科のお世話係になりました

「そっかよかったぁ! あれ、美味しいでしょう? 私が風邪ひいたときによくお母さんが作ってくれるの」

そう言いながら今日はなんとなく侑介の様子がいつもと違うことに気がついた。

いつもはもっとはしゃいで、私の顔を見るなり抱きついてくるのに。
もしかしたら病み上がりだから遠慮しているのかな?

そう思っていると、侑介がカバンからなにかを取り出して差し出してきた。

「これ、昨日のお礼を持ってきた」

それは蒼い包装紙に包まれていて、中身はわからない。
だけどサイズ的にはハンカチだろうという予想がついた。

「あ、侑介くんいけないんだぁ。部室のもの勝手にお世話係にあげようとしてる?」