その翌日の土曜日。
私と亮は窓際の椅子に座り、外の景色を眺めながら、亮が淹れてくれたモーニングコーヒーを飲んでいる。
ちなみに亮のは黒のマグカップで、私のはピンク。前もって買っておいてくれたらしい。
「今日も良いお天気ね?」
「そうだな。葉子は今日、予定ある?」
「何もないよ」
「車で出掛けたいけど、体は大丈夫か?」
体かあ。実はちょっと、あれなんだよね。
「激しく動かなければ、大丈夫だと思う」
「激しくね……」
「何よ、その目は?」
と言うか、亮は”車で”って言ったよね?
「亮って、自動車を持ってるの?」
「ああ。ちょっと格好いいヤツ」
そう言って亮は、ニッと口角を上げた。うふ、可愛い。
「うわあ、行きましょ、行きましょ。私、ドライブって好きなの」
という事になり、亮のBMWという自動車で、私達は千葉のとある水族館へ向かった。
「亮って、水族館が好きなんだね?」
前も言ってたから。
「ああ、好きだよ。って言うか、ハマってる」
「お魚に?」
「いいや、シャチに」
「それって、別名オルカとかキラーフォエルと呼ばれ、食物連鎖の頂点に君臨する海の最強動物、のシャチ?」
私がそう言うと、亮は驚いた顔を私に向けた。
「ちょっと、前、前!」
「お、おお」
脇見運転は危ないもんね。
私と亮は窓際の椅子に座り、外の景色を眺めながら、亮が淹れてくれたモーニングコーヒーを飲んでいる。
ちなみに亮のは黒のマグカップで、私のはピンク。前もって買っておいてくれたらしい。
「今日も良いお天気ね?」
「そうだな。葉子は今日、予定ある?」
「何もないよ」
「車で出掛けたいけど、体は大丈夫か?」
体かあ。実はちょっと、あれなんだよね。
「激しく動かなければ、大丈夫だと思う」
「激しくね……」
「何よ、その目は?」
と言うか、亮は”車で”って言ったよね?
「亮って、自動車を持ってるの?」
「ああ。ちょっと格好いいヤツ」
そう言って亮は、ニッと口角を上げた。うふ、可愛い。
「うわあ、行きましょ、行きましょ。私、ドライブって好きなの」
という事になり、亮のBMWという自動車で、私達は千葉のとある水族館へ向かった。
「亮って、水族館が好きなんだね?」
前も言ってたから。
「ああ、好きだよ。って言うか、ハマってる」
「お魚に?」
「いいや、シャチに」
「それって、別名オルカとかキラーフォエルと呼ばれ、食物連鎖の頂点に君臨する海の最強動物、のシャチ?」
私がそう言うと、亮は驚いた顔を私に向けた。
「ちょっと、前、前!」
「お、おお」
脇見運転は危ないもんね。



