(花南side)
「真希が、死んだ…」
これで真希は世界から消えてしまったんだ。
…怖い。
世界から消されるということの恐ろしさが、やっと分かった。
ビーーーーーー!
そんな中次のゲームが始まる。
ルーレットが回った。
お願いだから…

【2回戦】
南花南対時野明子

よりによってこのメンバー!?

…うちと明子は、生前喧嘩した。
うちは発言力を持ちすぎて、明子から疑われた。
人狼じゃないから必死に反論した。
でも結局どっちも疑われて、票が同数になり、二人で殺された。
うちが殺されたのは明子のせいだ。
だから明子を殺してやる。絶対に。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
行き着く階を知っているのは明子になった。
エレベーターに乗り、ゲームが始まる。
明子を殺すように誘導しなきゃ。
「あのね、明子のせいで私は殺されたんだよ?だから明子、私を殺した罪を償って、明子を殺したら?それに、明子はお友達いないし。私はここながいるから…」
「うるさい」
へ?
「そもそも花南が私に殺されたって思ってるなら、私だって花南に殺されたと思ってる」
「は?もとは明子でしょ!」
「私と花南は同罪なの」
同罪…?
「でもさっき、花南、殺した罪を償ってっていったでしょ?」
なんか言ってはいけないことを言ってしまったような感じがする。
「だから、一緒に死にましょ。花南ちゃん」
そして明子は2階のボタンを押した。
ちょっと!
「な!どうしてお前なんかの罪償いにうちが…」
「一緒に行きましょう。そうすれば怖くない」
狂ってる…
そしてドアが開く。
ドォン。
明子に突き落とされて、続いて明子も飛び降りる。
床が開く。
「あははははははは」
「きゃあああああああああ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
無音…
何もない。
暗い。
明子がいない。
真希もいない。
こんな場所で生きていけないよ…
でも出口はどこにもない。
そして、うちの存在は消された。
あーあ。
全部消えた。
全部全部全部全部全部全部全部全部全部。
おしまいだ。あはは。

結果
両者敗北