次の日、仕事が早い涼によって千紗の両親に直ぐに連絡が行き、今日会う為に朝早くから涼の運転する車で高速道路を東京へと走る。
「ご両親には正式に結婚したいって挨拶するから。そのつもりでいて。」
今日の涼は三つ巴の紺色のスーツ姿で、しかもサングラスをかけて運転しているから、いつもより何倍もカッコよさが増している。
千紗は朝からそんな涼を直視出来ないでいた。
「千紗?…どうした?緊張してるのか?」
先程から反応が薄い千紗を心配して、赤信号で止まった瞬間、助手席に座る千紗を覗き込む。
「だ、だいじょうぶ、です…」
その仕草がまたカッコ良すぎて、無駄に千紗の心臓をドキドキと高鳴らせた。
「緊張なら俺の方がしてるから。千紗は自分家に帰るだけだと思って、どっしり構えてていいんじゃないか?」
そう言う彼は全く緊張が顔に出ないから、
「そんな風には全く見えませんけど…」
と、千紗は抗議の一つもあげたくなってしまう。
すると涼は信号を気にしながらも、千紗の手をとって自分の胸に押し当てる。
手から温かい温もりと共にドキドキと、若干速い鼓動が伝わる。
「俺だって緊張はする。強いて言えば、初めての公演の時よりヤバいな。初めての手術の時だってこんなに緊張はしなかった。」
サラッとそう言ってフッと笑う。
「凄い…ですね。まったくそんな風には見えないですけど…」
まるで手品でも見てるような目で千紗は涼を見る。
「気持ちを隠すのは染みついた特技みたいなものだよ。」
爽やかに笑いながら、涼は涼しげに東京までの片道4時間ほどの道のりを軽やかに走った。
「ご両親には正式に結婚したいって挨拶するから。そのつもりでいて。」
今日の涼は三つ巴の紺色のスーツ姿で、しかもサングラスをかけて運転しているから、いつもより何倍もカッコよさが増している。
千紗は朝からそんな涼を直視出来ないでいた。
「千紗?…どうした?緊張してるのか?」
先程から反応が薄い千紗を心配して、赤信号で止まった瞬間、助手席に座る千紗を覗き込む。
「だ、だいじょうぶ、です…」
その仕草がまたカッコ良すぎて、無駄に千紗の心臓をドキドキと高鳴らせた。
「緊張なら俺の方がしてるから。千紗は自分家に帰るだけだと思って、どっしり構えてていいんじゃないか?」
そう言う彼は全く緊張が顔に出ないから、
「そんな風には全く見えませんけど…」
と、千紗は抗議の一つもあげたくなってしまう。
すると涼は信号を気にしながらも、千紗の手をとって自分の胸に押し当てる。
手から温かい温もりと共にドキドキと、若干速い鼓動が伝わる。
「俺だって緊張はする。強いて言えば、初めての公演の時よりヤバいな。初めての手術の時だってこんなに緊張はしなかった。」
サラッとそう言ってフッと笑う。
「凄い…ですね。まったくそんな風には見えないですけど…」
まるで手品でも見てるような目で千紗は涼を見る。
「気持ちを隠すのは染みついた特技みたいなものだよ。」
爽やかに笑いながら、涼は涼しげに東京までの片道4時間ほどの道のりを軽やかに走った。



