こんなに怖い思いをした事は今までなかった…
彼女が意識を取り戻すまで生きた心地がしなかった。
彼女がやっと麻酔から目覚めた時、自分を取り繕う事も、医師としての対応も何もかも出来なくなっていた。
だけど良かった…本当に良かった。
もしも彼女が永遠に目覚めない事があったら、俺は1人では生きていけないだろう。
彼女を失う事なんて考えられない…。
今になって手に震えが戻ってくる。
怖かったんだな俺は…
万が一でも彼女に何かあったら…俺は生きてはいられないだろう。
そんな気持ちを自覚して思わず苦笑いする。
医局に戻れば待ち構えていたように佐久間医師に捕まる。
「ああ、戻って来たか。
お疲れ様。彼女やっと意識を取り戻したって?なかなか君が戻って来ないから、何ごとかと思って助手に問いただせば、見事な手術だったと絶賛していたけど、千紗ちゃん覚醒遅延だったんだって?今はもう大丈夫なのか?」
流石に佐久間医師も驚きを隠せないようだ。
「松原さんは意識回復しましたので大丈夫です。バイタルも正常です。」
あまりにも淡々と答えた俺に佐久間医師は苦笑いし、良かった良かったと安堵した表情をみせた。
「俺も長年医師をしているが、麻酔のトラブルは稀にしか無い。さすがに驚いただろう。顔色が良く無い。無理しなくていいから、今日は白衣を脱いで彼女に寄り添ってあげなさい。」
上司の顔で俺に指示をする。
「…ありがとう、ございます…」
見抜かれた本心に内心戸惑いながら有り難くその言葉を受け取り、バサっと白衣を脱いで身軽になって再び彼女の居る特別室に戻る。
彼女が意識を取り戻すまで生きた心地がしなかった。
彼女がやっと麻酔から目覚めた時、自分を取り繕う事も、医師としての対応も何もかも出来なくなっていた。
だけど良かった…本当に良かった。
もしも彼女が永遠に目覚めない事があったら、俺は1人では生きていけないだろう。
彼女を失う事なんて考えられない…。
今になって手に震えが戻ってくる。
怖かったんだな俺は…
万が一でも彼女に何かあったら…俺は生きてはいられないだろう。
そんな気持ちを自覚して思わず苦笑いする。
医局に戻れば待ち構えていたように佐久間医師に捕まる。
「ああ、戻って来たか。
お疲れ様。彼女やっと意識を取り戻したって?なかなか君が戻って来ないから、何ごとかと思って助手に問いただせば、見事な手術だったと絶賛していたけど、千紗ちゃん覚醒遅延だったんだって?今はもう大丈夫なのか?」
流石に佐久間医師も驚きを隠せないようだ。
「松原さんは意識回復しましたので大丈夫です。バイタルも正常です。」
あまりにも淡々と答えた俺に佐久間医師は苦笑いし、良かった良かったと安堵した表情をみせた。
「俺も長年医師をしているが、麻酔のトラブルは稀にしか無い。さすがに驚いただろう。顔色が良く無い。無理しなくていいから、今日は白衣を脱いで彼女に寄り添ってあげなさい。」
上司の顔で俺に指示をする。
「…ありがとう、ございます…」
見抜かれた本心に内心戸惑いながら有り難くその言葉を受け取り、バサっと白衣を脱いで身軽になって再び彼女の居る特別室に戻る。



