「私は女優だもの。知りたかったら読んでごらんなさい」 くすくすと何度も続く。 彼は肩をすくめて,ふよふよと音の軽い言葉を向けてきた。 「次はいつまで待てばいい?」 優しく柔らかい,不思議な音。 聞き捨てならなくて,私は首をかしげる。 「次?」 「? もう会わないつもりなんですか?」 逆にそこまで素できょとんと出来る理由が知りたい。 どうしてまた会うつもりでいるのよ。 「あなたといると気が抜けるわ」 「良かったですね」 「……褒めてないわよ」