心地良い疲れを感じながら部屋に行くと、あまりの豪華さに花純のテンションはまた一気に上がる。
広いリビングに重厚感のあるソファとダイニングテーブルが置かれ、壁一面の窓の向こうには開放的なテラスも見えた。
ベッドルームはまた別のドアと繋がっているらしく、手前にはキッチンもある。
「え、ここがお部屋? 高級マンションのペントハウスみたい!」
「ああ、すごいな。螺旋階段で2階に上がれるみたいだぞ」
「ええ!? 行ってみる!」
「ははっ! どうぞ探検して来て、花純ちゃん」
子どものようにわくわくしながら、トントンと階段を上がる花純を、光星は笑顔で見守る。
「光星さん、すごいの。ベッドとテーブルと、バーカウンターがある! ここでオンラインミーティングも出来そうよ」
「へえ、それはいい」
階段の上から興奮気味に顔を覗かせる花純に、光星も2階に上がってみた。
「ほんとだ。デスクワークしやすそうなカウンターだな」
「うん。私、下で大人しくしてるから、光星さんはここでお仕事してて」
「そうだな。じゃあ、少しだけ。あ、花純。エステの予約時間もうじきだぞ。行っておいで」
「そうね。じゃあ行ってきます」
笑顔で身を翻す花純を、光星は後ろから抱き留めた。
「待って、忘れ物」
そう言って花純の頬に手を添えてキスをする。
花純はほわんと表情を緩めた。
「可愛い、離したくなくなる」
「光星さん……。でも行かなきゃ」
「そうだな、夜はまだまだこれからだし。俺も仕事終わらせておくよ」
「うん。じゃあ、がんばってください」
「ああ。行ってらっしゃい」
もう一度チュッとキスをしてから、光星は花純を見送った。
広いリビングに重厚感のあるソファとダイニングテーブルが置かれ、壁一面の窓の向こうには開放的なテラスも見えた。
ベッドルームはまた別のドアと繋がっているらしく、手前にはキッチンもある。
「え、ここがお部屋? 高級マンションのペントハウスみたい!」
「ああ、すごいな。螺旋階段で2階に上がれるみたいだぞ」
「ええ!? 行ってみる!」
「ははっ! どうぞ探検して来て、花純ちゃん」
子どものようにわくわくしながら、トントンと階段を上がる花純を、光星は笑顔で見守る。
「光星さん、すごいの。ベッドとテーブルと、バーカウンターがある! ここでオンラインミーティングも出来そうよ」
「へえ、それはいい」
階段の上から興奮気味に顔を覗かせる花純に、光星も2階に上がってみた。
「ほんとだ。デスクワークしやすそうなカウンターだな」
「うん。私、下で大人しくしてるから、光星さんはここでお仕事してて」
「そうだな。じゃあ、少しだけ。あ、花純。エステの予約時間もうじきだぞ。行っておいで」
「そうね。じゃあ行ってきます」
笑顔で身を翻す花純を、光星は後ろから抱き留めた。
「待って、忘れ物」
そう言って花純の頬に手を添えてキスをする。
花純はほわんと表情を緩めた。
「可愛い、離したくなくなる」
「光星さん……。でも行かなきゃ」
「そうだな、夜はまだまだこれからだし。俺も仕事終わらせておくよ」
「うん。じゃあ、がんばってください」
「ああ。行ってらっしゃい」
もう一度チュッとキスをしてから、光星は花純を見送った。



