「おおー、いい感じのカフェじゃない」
「うん。でもやっぱりランチタイムで混んでるね」
席は所々空いているが、レジには列が出来ている。
このオフィスビルで働く従業員が一斉にランチタイムになるのだから、恐らく一番忙しい時間帯だろう。
3人で列に並びながらメニューを選んだ。
「えーっと、パニーニとホットサンドとパスタがあるんだ。パニーニにしようかな。花純は?」
「んー、ワンプレートランチにする。色々載ってて美味しそう」
順番が来て「次の方どうぞ」と呼ばれる。
2台あるうちの、ちょうど滝沢がいるレジが空いた。
「お疲れ様です。これ、先にお返しするね」
花純は紙袋を滝沢に差し出す。
「すみません、助かりました」
「いいえ、美味しいコーヒーをありがとう。みんな喜んでました。えっと、ランチの注文いいですか?」
「あ、はい! どうぞ」
「今日のワンプレートランチをお願いします。ドリンクはアイスのカフェモカで」
「ワンプレートとアイスモカですね。なんかすみません、気を遣わせて」
「え? ううん! 違うの。ほんとにここでランチしたかったからよ」
「ありがとうございます」
支払いを済ませると、テーブル席で千鶴や原と座って待つ。
「お待たせいたしました!」
明るい女の子のスタッフが料理を運んで来てくれた。
「わあ、美味しそう。野菜もたっぷりで、スープもついてるんだ。ん?」
花純は、トレイに載せられたお皿の下に、紙が挟まっているのに気づく。
伝票かな?と手に取ってみると、メモだった。
『お気づかいありがとうございます。助かりました。感謝!』
急いで書いたらしい男の子の字に、ふっと頬を緩めてレジを振り返る。
ちょうど接客の波が途切れた滝沢が、花純の視線を感じて顔を上げ、にこっと笑った。
「うん。でもやっぱりランチタイムで混んでるね」
席は所々空いているが、レジには列が出来ている。
このオフィスビルで働く従業員が一斉にランチタイムになるのだから、恐らく一番忙しい時間帯だろう。
3人で列に並びながらメニューを選んだ。
「えーっと、パニーニとホットサンドとパスタがあるんだ。パニーニにしようかな。花純は?」
「んー、ワンプレートランチにする。色々載ってて美味しそう」
順番が来て「次の方どうぞ」と呼ばれる。
2台あるうちの、ちょうど滝沢がいるレジが空いた。
「お疲れ様です。これ、先にお返しするね」
花純は紙袋を滝沢に差し出す。
「すみません、助かりました」
「いいえ、美味しいコーヒーをありがとう。みんな喜んでました。えっと、ランチの注文いいですか?」
「あ、はい! どうぞ」
「今日のワンプレートランチをお願いします。ドリンクはアイスのカフェモカで」
「ワンプレートとアイスモカですね。なんかすみません、気を遣わせて」
「え? ううん! 違うの。ほんとにここでランチしたかったからよ」
「ありがとうございます」
支払いを済ませると、テーブル席で千鶴や原と座って待つ。
「お待たせいたしました!」
明るい女の子のスタッフが料理を運んで来てくれた。
「わあ、美味しそう。野菜もたっぷりで、スープもついてるんだ。ん?」
花純は、トレイに載せられたお皿の下に、紙が挟まっているのに気づく。
伝票かな?と手に取ってみると、メモだった。
『お気づかいありがとうございます。助かりました。感謝!』
急いで書いたらしい男の子の字に、ふっと頬を緩めてレジを振り返る。
ちょうど接客の波が途切れた滝沢が、花純の視線を感じて顔を上げ、にこっと笑った。



