「花純、このままエステ行っておいで。ちょうどいい時間だから」
プールから出ると、光星は腕時計を見ながら花純に声をかけた。
「はい、じゃあ行ってきます」
「行ってらっしゃい」
見送られてエステサロンに行くと、前回よりも更にグレードアップしたフルコースのプランで予約が入っていた。
(もう光星さんたら……)
そう思いつつ、ありがたく気持ちを受け取らせてもらう。
全身ピカピカのスベスベになり、ネイルも淡いピンクで仕上げてもらった。
部屋に戻ると、パソコンに向かっていた光星が「おかえり。どうだった?」と笑顔で出迎える。
「とっても気持ち良かったです。ありがとう、光星さん」
「どういたしまして。じゃあ、早めにディナーに行こうか」
「はい」
二人で腕を組み、フレンチレストランに向かう。
天井まであるガラス張りのレストランで、静かに降り積もる雪を眺めながらお酒と食事を楽しんだ。
「なんだか別世界に来たみたいですね」
「そうだな、時間の流れ方も違う。あの騒動の時には考えられなかった、こんなにも穏やかな時間が過ごせることを」
「本当ですね」
景色に見とれながら、心静かに二人で語り合う。
「俺がいるべき場所はこの先もずっと花純のそばだ。それだけは変わらない」
「はい、私もです。たとえ何があっても、どこへ行っても、私も光星さんのそばを離れることはありません」
優しく見つめてくる光星の眼差しに、花純も微笑んで頷いた。
プールから出ると、光星は腕時計を見ながら花純に声をかけた。
「はい、じゃあ行ってきます」
「行ってらっしゃい」
見送られてエステサロンに行くと、前回よりも更にグレードアップしたフルコースのプランで予約が入っていた。
(もう光星さんたら……)
そう思いつつ、ありがたく気持ちを受け取らせてもらう。
全身ピカピカのスベスベになり、ネイルも淡いピンクで仕上げてもらった。
部屋に戻ると、パソコンに向かっていた光星が「おかえり。どうだった?」と笑顔で出迎える。
「とっても気持ち良かったです。ありがとう、光星さん」
「どういたしまして。じゃあ、早めにディナーに行こうか」
「はい」
二人で腕を組み、フレンチレストランに向かう。
天井まであるガラス張りのレストランで、静かに降り積もる雪を眺めながらお酒と食事を楽しんだ。
「なんだか別世界に来たみたいですね」
「そうだな、時間の流れ方も違う。あの騒動の時には考えられなかった、こんなにも穏やかな時間が過ごせることを」
「本当ですね」
景色に見とれながら、心静かに二人で語り合う。
「俺がいるべき場所はこの先もずっと花純のそばだ。それだけは変わらない」
「はい、私もです。たとえ何があっても、どこへ行っても、私も光星さんのそばを離れることはありません」
優しく見つめてくる光星の眼差しに、花純も微笑んで頷いた。



