「ひゃー、素敵! 外は雪なのにこんなに広いプールで泳ぐなんて、不思議な気分ね」
冬のせいか前回よりも空いていて、暖かい屋内プールで二人はゆったりと波に身を任せる。
「冬なのに花純の水着姿を見られるっていいな」
「ちょっと、光星さん? どこ見てるの?」
「ん? 花純のあちこち」
「もう! 何言ってるのよ」
「だって前に来た時は緊張して余裕もなくて、ほとんど見られなかったんだ。もったいない、こんなに可愛かったのに」
「えっ、そうだったの?」
あの時は自分も光星の身体にドキドキして、うつむいてばかりいたっけ、と思い出す。
「でもあの時はあの時で楽しかったな。初恋の中学生みたいに、目が合うだけでドキドキして。けど、花純の身体を知ってしまったらもう、ね?」
「はっ? ねって、なに?」
「だから、見るだけじゃすまないよね?って」
「光星さん! もう、変態なの?」
花純は真っ赤になって、光星にバシャバシャと水をかける。
「なんとでも言ってくれ。花純限定の変態だな」
「いやー!」
更に水を浴びせながら、花純は浮き輪のままバタ足する。
「こーら! 俺から離れて行かないの」
グイッと浮き輪を掴んで引き戻され、そのまま光星の腕の中に閉じ込められた。
「花純? 機嫌直して。むくれた顔も可愛いけど」
「もう! じゃあ怒るからね」
「怒った顔も可愛いよ」
「むーっ! じゃあ拗ねる」
「ああ、それもいいね」
「は?」
花純は呆れてキョトンとしてから笑い出す。
「なにそれ。結局どれがいいの?」
「どんな花純もいい。けど、一番はやっぱり笑ってる顔だな」
そう言って光星は、チュッと花純の鼻先にキスをした。
「ひゃあ!」
「こら、何をそんな大声出してんの」
「だ、だって、こんなところに……」
両手で鼻の頭を押さえていると、光星は「へえー」と感心する。
「花純の意外な弱点見つけた」
「弱点じゃないです!」
「そう? ならもう一回……」
「ダメ!」
バタ足で逃げようとするが、あっさり後ろから浮き輪を引き寄せられてまた抱きしめられた。
結局、何をやってもイチャイチャになる。
身体がふやけそうになる頃、ようやく水から上がり、プールサイドでランチにする。
そのあとは屋外ジャグジーで、雪を眺めながら身体を癒やした。
冬のせいか前回よりも空いていて、暖かい屋内プールで二人はゆったりと波に身を任せる。
「冬なのに花純の水着姿を見られるっていいな」
「ちょっと、光星さん? どこ見てるの?」
「ん? 花純のあちこち」
「もう! 何言ってるのよ」
「だって前に来た時は緊張して余裕もなくて、ほとんど見られなかったんだ。もったいない、こんなに可愛かったのに」
「えっ、そうだったの?」
あの時は自分も光星の身体にドキドキして、うつむいてばかりいたっけ、と思い出す。
「でもあの時はあの時で楽しかったな。初恋の中学生みたいに、目が合うだけでドキドキして。けど、花純の身体を知ってしまったらもう、ね?」
「はっ? ねって、なに?」
「だから、見るだけじゃすまないよね?って」
「光星さん! もう、変態なの?」
花純は真っ赤になって、光星にバシャバシャと水をかける。
「なんとでも言ってくれ。花純限定の変態だな」
「いやー!」
更に水を浴びせながら、花純は浮き輪のままバタ足する。
「こーら! 俺から離れて行かないの」
グイッと浮き輪を掴んで引き戻され、そのまま光星の腕の中に閉じ込められた。
「花純? 機嫌直して。むくれた顔も可愛いけど」
「もう! じゃあ怒るからね」
「怒った顔も可愛いよ」
「むーっ! じゃあ拗ねる」
「ああ、それもいいね」
「は?」
花純は呆れてキョトンとしてから笑い出す。
「なにそれ。結局どれがいいの?」
「どんな花純もいい。けど、一番はやっぱり笑ってる顔だな」
そう言って光星は、チュッと花純の鼻先にキスをした。
「ひゃあ!」
「こら、何をそんな大声出してんの」
「だ、だって、こんなところに……」
両手で鼻の頭を押さえていると、光星は「へえー」と感心する。
「花純の意外な弱点見つけた」
「弱点じゃないです!」
「そう? ならもう一回……」
「ダメ!」
バタ足で逃げようとするが、あっさり後ろから浮き輪を引き寄せられてまた抱きしめられた。
結局、何をやってもイチャイチャになる。
身体がふやけそうになる頃、ようやく水から上がり、プールサイドでランチにする。
そのあとは屋外ジャグジーで、雪を眺めながら身体を癒やした。



