きっと、私は普通の女の子にはなれない。 私が大安寺 美桜である限り、私が望むような平和な生活はできないだろう。 でも、この三人がとなりにいてくれたら、きっと私は幸せだ。 理想の生活を送れなくても、平和は毎日を送れなくても、それでもいいと思えるくらいに──……。 「ありがとう、三人とも」 私は伊織と大和と陽太のことが、大好きだから。 ・ ・ ・