「ねぇ、伊織!次あれ!あのジェットコースター行こうよ!」 君と一緒にいることで芽生えてくるこの感情が、愛おしくてたまらない。 「……うん、行こうか」 これ以上のことはもう何も求めない。 だからどうか、これから先も、君と一緒にいさせてはくれないだろうか──。 そんな欲張った感情を、そっと心の中に閉じ込めた。 ・ ・ ・