「……どういう意味だよ、これ」 俺は、この日記から得た情報を頭の中で整理しているうちに……一つの可能性に気づいてしまった。 ――気づけばもう、夕方だ。 日中もすでにさがしているけど、俺はもう一度、七夕祭りがおこなわれた神社に向かうことにした。 何となくだけど……音無さんは、そこにいるような気がして。