「もしかしたらそうじゃないかって思ってたんだけど……音無さん、蒼空とお付き合いしているのかしら?」
「あ、はい。実は……」
「それじゃあ将来的に、音無さんは私の娘になるってことよね?」
「えっ、む、娘!? いや、それは気が早いような……!」
「音無さんのこと、青羽ちゃんって呼んでもいいかしら?」
「は、はい! もちろんです!」
「ふふ、私、娘もほしいなって思ってたのよ。今度ぜひ家にも遊びにきてね。美味しいケーキを買ってきておくから。それから、いつかいっしょにお出かけしましょう?」
「は、はい」
「いっしょにお洋服を見にいくのもいいわよね。それから青羽ちゃんとカフェにも行ってみたいわ。ふふ、行きたいところがたくさんあって迷っちゃうわね」
――どうしよう。蒼空くんのお母さんの勢いが、止まらない。
コクコクうなずいていれば、呆れた顔をした蒼空くんが間に入ってくれる。



