「浅羽くんといっしょに出かけてきてもいいわよ」 「え、いいの?」 蒼空くんも毎日お見舞いにきてくれていたから、お母さんともすっかり顔見知りだ。 「えぇ。でも、暗くならないうちには帰ってくるのよ」 「うん、わかった!」 「あの……青羽さんのことは、俺が責任をもって家まで送り届けます」 そう言った蒼空くんは、お母さんにもう一度頭を下げる。 蒼空くんの言葉に目をパチリと瞬いていたお母さんは、 「浅羽くん、ありがとう。青羽のこと……よろしくね」 と、やっぱり優しい顔で笑っていた。