うしろの正面だーあれ



『あ…みっちゃん…。
ごめんね!!大丈夫だった…?』



咲子は謝った。



『ううん。』



『え…?
そ、そうだよね。突き落とされて大丈夫なわけないよね…。』



『ううん、そうじゃないの。』



『え?…じゃあ何が…』






『私…死んじゃったの。』


『!?』






ピピピピピッ

ピピピピピッ

ピピピピピッ・・



ガバッ






夢…?



夢…だよね…。



現実なわけない…。



私…みっちゃんを殺した…。



夢の中で…。






咲子の体は汗でぐっしょりと濡れていた。






縁起の悪い夢…。



学校に行くの嫌だなぁ…。



みっちゃんにどんな顔して会えばいいの?



憂鬱だな…。