うしろの正面だーあれ




『ウップ…』



『おいおい大丈夫か?』



隆史の顔色は悪く、完全に酔っているようだ。



ピッピッピ・・ピ━━━━━…



『まずい…心配停止だ!』



『やはり脳に…。』



救急隊員は、キヨの口に透明の物を被せた。



『1.2.3.4.5』



スゥー・・



黒いゴム状の物を押して、キヨの体内に空気を入れているようだ。



『1.2.3.4.5』



スゥー・・



延々と繰り返されるそれを、咲子は ただ見ていた。