うしろの正面だーあれ




救急隊員の1人が電話を掛ける。



『○○病院ですか?
少女が工事現場の落下物に当たり、意識不明です。
受け入れをお願いします。』






『…え?無理?
…………………
そうですか、わかりました。』



『なんだって?』



別の救急隊員が聞いた。



『爆発事故があって、どこも手がいっぱいらしい。』



『爆発事故!?
どうするんだ。
早く病院で手術しないと…』



『わかってる。他を当たる。』



『でも、どこもいっぱいなんだろ?』



『ああ…。でも、受け入れてくれる可能性も 無くはない。』



そう言って、また電話を掛け始めた。