「それより痕 取れた?」 隆史は、頬を擦りながら尋ねた。 「…ぐふっ」 先程までの隆史を思い出して笑う。 「何〜?まだ痕 残ってんの〜?」 隆史は「あ〜あ。」と溜め息混じりに呟き、保健室のソファーにドカッと座った。 「ごめんごめん…。 もうついてないよ。」 「マジ?これで教室戻れるな!」 ニカッと笑い、咲子を見た。 「…ねぇ、隆史くんてさぁ…」 「え?」 急に真剣なトーンで話す咲子に、隆史は戸惑いを隠せなかった。 何かボロを出したのではないかと、内心ドキマギしていた。