保健室の扉には『外出中』の札が掛っていた。 念のため扉を開けようと手を掛けるが、やはり鍵が締まっていて開かない。 憂はポケットからヘアピンを取り出し、鍵穴をいじくり回した。 しばらくカチャカチャやっていると、不意にカチッと音がした。 「やり〜。」 そう言って手を伸ばしたとき、 ガラッ 「!?」 誰も居ないはずの保健室が、独りでに開いたのだ。