うしろの正面だーあれ




『じゃあ…またね…』



咲子は、一刻も早くこの場から逃げ出したかった。



義孝の返事を聞くまで待てず、一方的に去っていった。






もしも嘘がバレたら



次は私だ…。



もしかしたら、怪我だけではなく殺されるかもしれない…



そう思うと、震えが止まらなかった。



家に帰っても、咲子はずっと布団を被って震えていた。