うしろの正面だーあれ




『朝子ちゃん、大丈夫かなぁ。』



咲子が言うと、キヨは呆れたように言った。



『咲子ちゃんはお人好しだね。
朝子ちゃんに、いっつも嫌なことされてたのに。』



『そうそう。
私達、本当は朝子ちゃんのこと
嫌いなんだよねぇ。』



すみれが続けた。



『そうなの…?』



咲子が悲しい瞳をして尋ねた。



『うん。いっつも私達のこと
見下してるし、いい気味っ!』



『でも…
朝子ちゃん苦しんでるのに、そんなこと言ったら可哀想だよ。』



『だから咲子ちゃんはナメられるんだよ。』



『………そうかな…。』



『そうだよ。
あぁ〜 お見舞いなんて行きたくないなぁ。』



『でも学校来たら色々言われそうだし、1回は行っとかないとね。』



『めんどくさいなぁ…。』



『落ち着いたら…って
いつ落ち着くんだろ?』



『明日、先生に聞いてみよ!』