頭を抱えていた佐和が、不意に視線を上げた。 !? 『なっ…』 佐和が驚くのも無理はない。 現れたのだ。 今まで姿を見せなかった ある者が。 透明な体をして…。 壁に背をつけ、目一杯 逃げようとする佐和に少年は言った。 『教えてあげようか?』