うしろの正面だーあれ



俯き加減で学校に向かう。






今日も美津は居る。



この目にはっきり写る。



授業中も気になって、何度も美津の席を確認する。






キーンコーンカーンコーン・・


キーンコーンカーンコーン・・






『お前、何か知ってるだろ!』



咲子に問いかけたのは、同じクラスのいじめっ子、



隆史だった。



『知らない…。』



咲子は、4人に言われた通り、しらばっくれた。



『嘘つけ!ずっと鶴田の席 見てるじゃねぇか!』



『それは…
可哀想だなって…。』



咲子はチラっと美津の席を見た。






そこには、ジっと咲子を見つめる美津がいた――…