『いってきます!』 『いってらっしゃい。 気を付けてね!』 咲子を見送った後、母親は一息ついて呟いた。 『ふぅ…。 さ、掃除でもしようかな。』 母親は咲子の部屋から掃除を始めることにした。 ドアを開ける。 『ま〜た、こんなに散らかして…もう!』 そう言って、机の周りに散乱した物を机の上に乗せる。 『あら、何の勉強してたのかしら…。』 母親は、何の変哲も無いノートを捲った。 それが、娘のいじめのことを記した日記だとも知らずに――…