若頭は拾い猫を甘やかしたい。

凄い、どうしてそんなこと知ってるんだろ。

私言った覚えないのにな。


「はー、都のこと誰にも見せたくないけど、そろそろお出かけしよっか。」


…やった、お出かけだ…!


「…うん!行く。」


弥生くんに抱きしめられたまま、パッと弥生くんの方を見上げてそう言うと、


「ちゅ、」


私の唇に弥生くんの唇が一瞬で近づいてすぐに離れた。


…?

今チューしたの?


「ごめん、都が可愛すぎてつい。」



理由が不思議だけど…、まぁいっか。


「じゃ、都こっちおいで。」


そういう弥生くんが私の手をぎゅっと握ってお部屋を出た。


そのままあっという間に車に乗せてくれた。

…今日は弥生くんが運転なんだ。


「弥生くん、どこ行くの。」


「んー、着くまでの秘密。」



秘密…。


なんだかワクワクする響き。



…それに今日の弥生くんはいつもと何だかちがう気がする。

いつも真っ黒の服を着てるのに今日は少し緩めの服…??



「弥生くんは何を着てもカッコいいね。」


「…っ、都?急にどうしたの?」



私がそう言うと弥生くんは驚いてるのか、いつもより目を見開いている。