若頭は拾い猫を甘やかしたい。

…どうかな、似合ってるかな。


とドキドキしながら弥生くんの所に向かってみる。


「弥生くん、着替えたよ。」


私に背中を向けていた弥生くんがこっちを振り返る。

そして


「っ、ちょっと待って都。」



そう言ってまた私に背中を向けて自分の口元を抑えている。



「…弥生くん?」


もしかして、目を背けたくなるくらい似合ってないのかな…。


「…都。」

「わ、」


そう思っていたらさっきまでちょっと先の方に居たのにもう私の目の前まで来ていた。


そして、ぎゅうっと抱きしめてきた。



「…弥生、くん??急にどうしたの。」


「ごめん。可愛すぎて一瞬死にかけてた。これは凄い破壊力だよ、都。」


「……私何も壊すつもりないよ?」


「ん。そういう破壊力じゃないから大丈夫。」




意味のわからないことを述べる弥生くん。

だけど、可愛いって言ってくれた…から良かった。



「はぁ、都ってなんでそんなに可愛いの。もう外に出したくないレベル。」


それは本当に言い過ぎだと思うけど。


「外には出たいよ。」

「ん、そうだよね。都はポカポカした日は特に好きだもんね。」