若頭は拾い猫を甘やかしたい。

_____________________やっと着いたか。



時刻を見てみると今はもう12時手前。


もう寝てるかな、都は。



そう思い、そーっとドアを開けてみると部屋は真っ暗だった。


…やっぱり寝てるか。


電気を暖色のものに切り替えて、ベッドの方を見ると




「……ん?」




ベッドの上に布団の塊のようなものが見える。

その塊はたまにモゾモゾと動いている。



え、もしかして布団にくるまってんのか都は。



そう思い静かに近づいて布団を捲りあげると、そこには


「…弥生…くん??」


「(あ、死ぬ。)」



馬鹿みたいに可愛い都がうるうるとした目をしながら布団の中に居た。


でも俺の姿を確認すると即座に飛び出てきて、ぎゅっと首に手を回して抱きついてきた。



「っ、都??どうした?」


「…寂しかったし、怖かった。」



少し涙声…?



「なんで寂しかった?怖かった?」


「弥生くんが居なくて、それに雷も嫌いだから。」


「俺が居なくて寂しかったの?」



こくりと、小さく俺の腕の中で首を縦に振る都を見て、俺の中の何かが暴れだしそうになった。


…あーまじやばい、帰ってきて早々これはどんなご褒美だよ。



寂しい思いをした都には申し訳ねーけど可愛すぎて限界きてる。