若頭は拾い猫を甘やかしたい。

いい歳した男が気持ち悪いが、俺はもうこのチャンスを手放せないと思った。


職業柄、一目見ればそいつがどんな境遇で育ってきたのかなんて分かる。


だから都が孤児だということも薄々気づいていた。


部下の日下部を呼んで、俺の手に弱々しく自分の手を重ねた都を抱いて車に乗せて連れて帰った。



家に帰って、都が寝てる時の間もずっと都から目が離せなくて。


華奢な体に白い肌。熱のせいかほんのりピンクの頬に、長いまつ毛に綺麗な桜色の唇。



近くで見た都は周りの男がほっておかないくらいの美少女だった。


今まで色んな女に会ってきたが、都ほど整った女は見たことがない。



今スヤスヤ寝ている都を見て、俺の中で無性に触れたくなる気持ちが出てくる。


あー、可愛い。

これマジでやばそう。


俺の手でどろっどろに甘やかされて欲しい。



なんてことを思いながら、都の頭を撫で続ける。


「んぅ、」