氷のように冷たい指先は、宛ら化け物。 魔女にでもなった気分だ。 「……は。はは……」 ……いいや、間違いなどではない。 化け物と化したのだ。 人の幸せを、まるで息をするように食らっているのだから。 「……絶対。なんとかしてみせるわ」 だから――……と、続きの言葉は飲み込んだ。 言う資格など、どこにもない。 泣く資格も、……ないのだから。