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食事の後はお待ちかねのフィリップ王子との交流会だった。
ただ、交流会という名の姫君たちからのアピールタイムだけれど。
「それじゃ、私から」
立ち上がったのは1番の姫君。
漆黒の髪は腰まで届き、彼女が歩くたびにレースノカーテンのように揺れる。
頭には銀色の葉の形をした髪飾りがつけられていて、美しい。
そんな彼女が真っ赤な扇子を取り出すと、侍女が待ってましたとばかりに木製のフルートを取り出して優雅な演奏を始めた。
その音色に合わせて姫君の舞が始まる。
シーラも思わず見入ってしまうような美しさだ。
それから姫君たちは次々に自分の特技を披露しはじめた。
歌だったり、和歌を読んだり、フィリップ王子のために作ったという贈り物をしたり。
どれもこれも姫としてふさわしい特技ばかりで、さすがのシーラも慌ててきた。
食事の後はお待ちかねのフィリップ王子との交流会だった。
ただ、交流会という名の姫君たちからのアピールタイムだけれど。
「それじゃ、私から」
立ち上がったのは1番の姫君。
漆黒の髪は腰まで届き、彼女が歩くたびにレースノカーテンのように揺れる。
頭には銀色の葉の形をした髪飾りがつけられていて、美しい。
そんな彼女が真っ赤な扇子を取り出すと、侍女が待ってましたとばかりに木製のフルートを取り出して優雅な演奏を始めた。
その音色に合わせて姫君の舞が始まる。
シーラも思わず見入ってしまうような美しさだ。
それから姫君たちは次々に自分の特技を披露しはじめた。
歌だったり、和歌を読んだり、フィリップ王子のために作ったという贈り物をしたり。
どれもこれも姫としてふさわしい特技ばかりで、さすがのシーラも慌ててきた。



