「すぐに着替えてください。髪の毛もびしょびしょじゃないですか」
ブツブツと小言を言いながらテキパキを着替えとタオルを準備するリュナ。
年の頃はまだ14歳だけれど、4歳年上のシーラよりもずっとしっかりしている
。
「もう少しこのままでいたいわ」
濡れた服のままベッドにダイブしようとするシーラをリュナは慌てて止めた。
「私の仕事を増やさないでください!」
リュナの叱責が飛んできてシーラはペロッと舌を出したのだった。
姫であるシーラはここまで奔放に育ってきたのはやはり島国で育ってきたことが大いに関係していた。
争いもなく、資源も豊富にある国でのシーラは姫の姫たる尊厳など気にする必要がなかったのだ。
城を出て普通に街を歩いたし、子供の頃は男の子たちと一緒に自由に野ばらを駆け回って遊ぶことも許された。
国王はそれを止めるどころか、子供は元気が一番だと言って喜んでいた。
おかげで姫として品格や振る舞いに置いては今でも未習得と言っても過言ではない。
一応教育は受けてきたものの、シーラは勉強よりも遊ぶことを優先していたので、右から左に抜けていくばかりだった。
ブツブツと小言を言いながらテキパキを着替えとタオルを準備するリュナ。
年の頃はまだ14歳だけれど、4歳年上のシーラよりもずっとしっかりしている
。
「もう少しこのままでいたいわ」
濡れた服のままベッドにダイブしようとするシーラをリュナは慌てて止めた。
「私の仕事を増やさないでください!」
リュナの叱責が飛んできてシーラはペロッと舌を出したのだった。
姫であるシーラはここまで奔放に育ってきたのはやはり島国で育ってきたことが大いに関係していた。
争いもなく、資源も豊富にある国でのシーラは姫の姫たる尊厳など気にする必要がなかったのだ。
城を出て普通に街を歩いたし、子供の頃は男の子たちと一緒に自由に野ばらを駆け回って遊ぶことも許された。
国王はそれを止めるどころか、子供は元気が一番だと言って喜んでいた。
おかげで姫として品格や振る舞いに置いては今でも未習得と言っても過言ではない。
一応教育は受けてきたものの、シーラは勉強よりも遊ぶことを優先していたので、右から左に抜けていくばかりだった。



