6月8日。
私は日記に書かれたその日付をジッと睨みつけた。
あの混沌とした日記が書き加えられた日になっている。
私はすでに着替えを済ませて出かけられる準備をしていた。
ズボンとTシャツという簡単な恰好だけれど、動ける方がいいと考えたからだった。
しばらく日記帳を睨みつけていると玄関チャイムの音が聞こえてきた。
リビングにいるお母さんが応答している。
私はその間に日記帳を鍵のついた引き出しに入れた。
帰ってきたときに机の上に出ているかもしれないけれど、それでもこれを少しでも親の目から遠ざけておきたかったからだ。
「愛花、貴斗くんが来たわよ」
「今行く」
私は返事をして部屋を出たのだった。
私は日記に書かれたその日付をジッと睨みつけた。
あの混沌とした日記が書き加えられた日になっている。
私はすでに着替えを済ませて出かけられる準備をしていた。
ズボンとTシャツという簡単な恰好だけれど、動ける方がいいと考えたからだった。
しばらく日記帳を睨みつけていると玄関チャイムの音が聞こえてきた。
リビングにいるお母さんが応答している。
私はその間に日記帳を鍵のついた引き出しに入れた。
帰ってきたときに机の上に出ているかもしれないけれど、それでもこれを少しでも親の目から遠ざけておきたかったからだ。
「愛花、貴斗くんが来たわよ」
「今行く」
私は返事をして部屋を出たのだった。



