☆☆☆
そういえば似たようなことがあった。
私はトイレの床に座り込んでボンヤリと思い出す。
あれは保人をイジメはじめてすぐの頃だった。
『あいつ、まじでこの学校にいらないよね』
私はいつものように保人の愚痴を3人に聞かせていた。
イジメはだんだんエスカレートしていくものだと聞いたことが会ったけれど、保人の場合は違った。
保人がやったこと。
それなのに平気で学校に来ていることが要因となって、最初からみんな容赦がなかった。
『あいつが今も学校に来られてるのってなんでなの?』
瑞穂の問いかけに貴斗が肩をすくめて『親がこの学校に多額の寄付をしてるって聞いたぞ』と答えた。
保人のしたことはすでにほとんどの生徒が知っているのに公にならない理由は、その両親にあるらしかった。
『お金があるのに盗撮したってこと?』
日奈子が顔をしかめている。
確かに、それはおかしな話だった。
そういえば似たようなことがあった。
私はトイレの床に座り込んでボンヤリと思い出す。
あれは保人をイジメはじめてすぐの頃だった。
『あいつ、まじでこの学校にいらないよね』
私はいつものように保人の愚痴を3人に聞かせていた。
イジメはだんだんエスカレートしていくものだと聞いたことが会ったけれど、保人の場合は違った。
保人がやったこと。
それなのに平気で学校に来ていることが要因となって、最初からみんな容赦がなかった。
『あいつが今も学校に来られてるのってなんでなの?』
瑞穂の問いかけに貴斗が肩をすくめて『親がこの学校に多額の寄付をしてるって聞いたぞ』と答えた。
保人のしたことはすでにほとんどの生徒が知っているのに公にならない理由は、その両親にあるらしかった。
『お金があるのに盗撮したってこと?』
日奈子が顔をしかめている。
確かに、それはおかしな話だった。



