復讐殺人日記

「私に任せて」
そう言ってベンチに座っている3人組の女子生徒へと近づいていった。

彼女たちのネームには3年生と書かれているけれど、そのひとりとは面識があった。
私に憧れているとかで、何度か話をしたことがある。

「先輩、こんにちわ」
食堂で買ったパン片手に近づいて挨拶をする。

「あ、川南さん!」
私に気がついた先輩が驚いた声をあげる。

両隣に座っている先輩たちとは面識はないものの、私だと気がついた瞬間喜びの表情になったのがわかった。

「久しぶりですね。先輩もここでご飯ですか?」
「うん。あ、川南さんたちも?」

「そうしたかったんですけど、ベンチが空いてなくて」
心底残念そうに呟くと、先輩が急に立ち上がった。