☆☆☆
絶対におかしい。
こんなのありえない。
翌日の6月3日、私は早足で学校へ向かいながらも頭の中は日記帳のことで一杯だった。
あの日記帳は公園で確かに燃やした。
灰になるのを見届けてから、保人の家に行ったのだから間違いない。
なのに、戻ってきた。
この自体をみんなに知らせるべく、今日もカバンの中に日記帳を突っ込んできた。
本当は触れるのも嫌だったけれど、こればかりは仕方ない。
靴をはきかえるものもどかしく感じ、一気に学校の階段を駆け上がり教室へと入った。
ドアが乱暴に開かれる音に驚いて数人の生徒たちが視線を向けてくるが、気にしている余裕もなく3人の元へ大股に向かう。
「愛花ちゃん、昨日はごめんね」
日記を燃やして仏壇に手を合わせたことで落ち着きを取り戻したのか、真っ先に日奈子が謝ってきた。
だけどそれどころじゃない。
絶対におかしい。
こんなのありえない。
翌日の6月3日、私は早足で学校へ向かいながらも頭の中は日記帳のことで一杯だった。
あの日記帳は公園で確かに燃やした。
灰になるのを見届けてから、保人の家に行ったのだから間違いない。
なのに、戻ってきた。
この自体をみんなに知らせるべく、今日もカバンの中に日記帳を突っ込んできた。
本当は触れるのも嫌だったけれど、こればかりは仕方ない。
靴をはきかえるものもどかしく感じ、一気に学校の階段を駆け上がり教室へと入った。
ドアが乱暴に開かれる音に驚いて数人の生徒たちが視線を向けてくるが、気にしている余裕もなく3人の元へ大股に向かう。
「愛花ちゃん、昨日はごめんね」
日記を燃やして仏壇に手を合わせたことで落ち着きを取り戻したのか、真っ先に日奈子が謝ってきた。
だけどそれどころじゃない。



