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私たち4人はC組のクラスだけでなく、2年生全体でも一目置かれる存在だった。
4人で横並びになって廊下を歩いていると必ず道を開けてくれるし、面識のない生徒が噂を聞いて見に来ることもある。
「あれがC組の川南さん?」
「めっちゃキレイ!」
「足なげぇ」
「あ、こっち見た! きゃあ!」
そんな会話が聞こえてくるのは日常茶飯事だった。
こんな私にちょっかいを出されている保人は喜ぶべきだった。
だけどあいつはいつもいつも怯えて青ざめて、時には涙目になって必死で私から逃げようとする。
その態度が気に入らないが、同時に愉快でもあった。
「昨日の体育館は面白かったよなぁ」
昼休憩中、並んで食堂へ向かいながら貴斗が思い出し笑いをする。
もちろん、保人に全裸でランニングさせたときのことを言っているんだ。
「あ、動画撮ったよ!」
私たち4人はC組のクラスだけでなく、2年生全体でも一目置かれる存在だった。
4人で横並びになって廊下を歩いていると必ず道を開けてくれるし、面識のない生徒が噂を聞いて見に来ることもある。
「あれがC組の川南さん?」
「めっちゃキレイ!」
「足なげぇ」
「あ、こっち見た! きゃあ!」
そんな会話が聞こえてくるのは日常茶飯事だった。
こんな私にちょっかいを出されている保人は喜ぶべきだった。
だけどあいつはいつもいつも怯えて青ざめて、時には涙目になって必死で私から逃げようとする。
その態度が気に入らないが、同時に愉快でもあった。
「昨日の体育館は面白かったよなぁ」
昼休憩中、並んで食堂へ向かいながら貴斗が思い出し笑いをする。
もちろん、保人に全裸でランニングさせたときのことを言っているんだ。
「あ、動画撮ったよ!」



