復讐殺人日記

はぁ。
今日は最悪だった。

保人の葬儀に参列するだけでも疲れたのに、こんな意味のわからない日記まで見つけてしまった。

公園で日記を読んだ後、一応学校へ戻って授業を受けたものの、内容はほとんど入ってこなかった。

自分のカバンの中にあの日記があると思うと落ち着かない気分だったのだ。
他の3人も同じようで、今日1日浮かない顔をしていた。

保人の死は自業自得の自殺で済まされそうなのに、どうしてこんなに疲れなきゃいけないの。

今すぐベッドで横になりたい気持ちだったけれど、日記をそのままにしてはおけない。

重たいからだに鞭打ってカバンから日記帳を取り出すと、勉強机の鍵のかかるところにそれを放り込んだ。

普段は鍵なんてかけないけれど、今回はしっかりかけて鍵は本棚に隠すことにした。

これで日記帳は誰にも見つからないはずだ。
ホッとすると同時にどっと疲れが押し寄せてきて、今度こそベッドに突っ伏したのだった。