復讐殺人日記

私は貴斗の肩に自分の頭を載せて目を閉じた。
こうしていると学校での楽しかった出来事が次々と蘇ってくる。

だけどそこには必ず保人がいて、保人だけはいつも苦しそうな顔をしていた。
「ずっとこうしていれたらいいのに」

思わず無理な希望が口をついて出た。
貴斗が微かに体を震わせる。
「そうだな。このまま時間が止まればいいのにな」

「ふふっ。貴斗って結構ロマンチストなんだね? 知らなかった」
「こんなの他のヤツの前では言わねぇよ」

照れたのか顔をそむけてしまった。
耳まで真っ赤になっていて可愛い。
本当に、ずっとずっとこのままでいたいよ。