【マンガシナリオ大賞】君に恋して

第9章 別れと時

○音晴に別れを告げてから3ヶ月が経った朝の通学路 柱

麻琉「おはよう、珠李」セリフ

珠李「おはよう、麻琉」セリフ

音晴「鈴ちゃん、おはよう」セリフ

鈴「おはよう、はるちゃん」セリフ

音晴くん達が立ち去るのを見送り、私達も後に続くように手を繋ぎ歩き出した。ト書き

麻琉「音晴さん、彼女見つけたのか」セリフ

珠李「そうみたいだね」セリフ

麻琉「寂しい?」セリフ

珠李「ううん?でも、確かに友達が居なくなるのは悲しい。けど、あのままじゃお互い辛いままだったから、こうなって良かったんだと今では思えるよ」セリフ

麻琉「そうだな」セリフ

珠李「うん!」セリフ

○放課後の教室 柱

賑やかな廊下が静まるまでの間、私は麻琉とメールを交わす。ト書き

麻琉からのメール"今週末予定空いてる?"

珠李のメール"空いてるよ、どうしたの?"

珠李の友達1「珠李ちゃん!またねー!」セリフ

珠李の友達2「またねー!」セリフ

珠李「またねー!」セリフ

みんなが帰り、静まり返ったのを確認して私も家に向けて歩き出した。ト書き

○デート決行の日待ち合わせ場所 柱

デートが決まりドキドキとワクワクを隠しながら平常心を装いつつ、私はデートまでの日々を過ごした。

デート当日 ト書き

だが、待ち合わせの時間になっても麻琉は来なかった。ト書き

連絡するも繋がらないまま数時間待ち続けた。ト書き

○翌日のお昼休み 柱

突然スマホが鳴る。ト書き

どうしたんだろうとスマホを取ると…ト書き

麻琉の母朝日さんの声が聞こえた。ト書き

麻琉の母『もしもし、珠李ちゃん?久しぶり〜!』セリフ

珠李『もしもし、朝日さん?あの、どうかしたんですか?』セリフ

麻琉の母『ああ!そうそう、あの子ね…遊びに行って来るって行ったんだけど、事故に遭ってね』セリフ

事故──…?!ト書き