【マンガシナリオ大賞】君に恋して

第11章 不安

○麻琉の自宅 柱

心春さんが帰って行った後、麻琉の足音がこちらへ向かって来る。ト書き

麻琉「珠李、お待たせ…」セリフ

珠李「う、ううんそれより…い、今のは…」セリフ

麻琉「あぁ、クラスメイトの心春。しつこく世話焼いて来んだよ」セリフ

珠李「そっか…」セリフ

珠李の心の声 それは心春さんが麻琉のことを"好き"なんじゃ……?

段々と心にモヤモヤと影を落とす。ト書き

麻琉「それより、何かあった?」セリフ

珠李「え?どうして?」セリフ

麻琉「いや、家に来るなんて珍しいから」セリフ

珠李「どうもしないよ!ただ、遊びに来ただけだから!」セリフ

麻琉「そうか?なら、いいんだ…」セリフ

怪訝そうな声色の麻琉に悟られないように話題を逸らす。ト書き

珠李「あ、私……今日予定あったんだった!それじゃ、またね!」セリフ

麻琉「あっ!珠李!?」セリフ

麻琉の実家を飛び出し、私はそのまま帰路に着いた。ト書き