「――――っ!」 真夜中に突如、目を覚ます。 寝苦しかったのか、ぐっしょりと前髪や服が汗で濡れていた。 「……ハッ。はは。しばらく、見てなかったのに……」 点滴に繋がれた、痩せ細っていく白い腕。人格が崩壊していく様。 目蓋の裏には、先程までの悪夢が鮮明に描かれる。 今夜はもう、……眠れそうにない。 「……ばかやろうが」 前髪から落ちた水滴とともに、涙に滲むつぶやきもこぼれ落ちた。