生徒会業務も忙しい中、文化委員会と準備を終えて、無事に音楽祭が開催される事になる。
音楽祭は、開花学園内の講堂で行われるので、私は来賓の方の案内を担当していた。
「へぇ、転入生。それなのに生徒会なんて、優秀なのね」
「いえ、全然そんな事ないです。周りの方に支えられてなんとか」
今は、音楽祭で演奏をしてくれる音楽家の女性を案内中。
「そんなに謙遜しなくて良いのに。でも、転入生かー、裏庭の梅の木知ってる?」
「裏庭の梅の木? 職員玄関に有る梅の木は知っていますけど、裏庭にも有るんですか?」
見覚え無いなぁ。
「そう。昔、私が通っていた時に有って、とっても綺麗だったんだけど、去年、ここに呼ばれた時は無くなってて、今も無いの?」
「無いですね。私は、梅の木が有ったのも初めて知りました」
お話しながら、玄関から講堂の控え室まで案内して、その先は文化委員のスタッフにお願いする。
これを何人か繰り返した。
「花咲さん、今の方で案内終わりです。次は教室の見回りお願いします。何か有ったら連絡ください」
「はい」
今度は、生徒が移動した後の教室の見回り。窓やエアコン、電気の確認だ。
右に左に忙しいけど、任された仕事頑張ろう!



