――――――…時は、少し遡る。
ジュリスとベリクリーデは、その持ち前の勘と運の強さで。
あっさりと、しかもアジトの真正面から侵入に成功していたが。
俺とシルナは、当然、そう簡単には行かず…。
「…本当に、この道で合ってるのか…?」
「大丈夫大丈夫。エニスちゃんのくれた地図に、ちゃんと書いてあるから」
「…あ、そ」
じゃあ…信用して良いんだよな。
…それにしても。
「…鼻が曲がりそうだな…」
「…うん…。…今ばかりは、チョコを食べる気にならないや…」
今、俺とシルナが歩いているのは、下水道である。
ジャマ王国の地下に広がる、狭くて汚く、そして鼻が曲がりそうに臭い下水道。
…地図によると、この下水道が『アメノミコト』のアジトの隠し通路に繋がっているらしいのだ。
そこで、マンホールの蓋を開けて、そろりそろりと降りてきた訳なのだが。
…如何せん、下水の匂いで鼻が曲がりそう。
…うぇ。
「うぅ…辛い…」
これには、シルナも辟易。
「あぁ…。加齢臭を放つシルナよりキツいな…」
「えぇぇ!?私は大丈夫だよ!爽やかなチョコの香りだよ!」
誰が爽やかだって?
「臭くない…。臭くないもん…」
涙目になってんじゃねーよ。
「つまんないこと言ってないで、早く行くぞ」
「つまんないことって何?重要なことだよ!」
良いから。
早く行かなきゃ、俺達の髪にも服にも、すべてに下水の匂いが染み付いてしまう。
…そのまま、暗くて臭い下水道を、15分ほど進んだ後。
「…おっ…」
突然、天井が高くなった。
上に向かって、古びた縄梯子がかかっている。
…どうやら、ここから上に上がれるようだ。
そして地図によると、この上が…。
「ここが…『アメノミコト』のアジトに通じる隠し通路、だな」
「そうだね…」
やっと着いたぞ。
待ってろよ、令月、すぐり。そしてナジュ。
今行くからな。
「でも…この梯子、大丈夫かな…?」
シルナが、不安そうに口にした。
「は?」
「だって…凄くボロボロだよ。落っこちたりしないかな…?」
「…」
突然、不安になることを言い出すんじゃねぇよ。
ジュリスとベリクリーデは、その持ち前の勘と運の強さで。
あっさりと、しかもアジトの真正面から侵入に成功していたが。
俺とシルナは、当然、そう簡単には行かず…。
「…本当に、この道で合ってるのか…?」
「大丈夫大丈夫。エニスちゃんのくれた地図に、ちゃんと書いてあるから」
「…あ、そ」
じゃあ…信用して良いんだよな。
…それにしても。
「…鼻が曲がりそうだな…」
「…うん…。…今ばかりは、チョコを食べる気にならないや…」
今、俺とシルナが歩いているのは、下水道である。
ジャマ王国の地下に広がる、狭くて汚く、そして鼻が曲がりそうに臭い下水道。
…地図によると、この下水道が『アメノミコト』のアジトの隠し通路に繋がっているらしいのだ。
そこで、マンホールの蓋を開けて、そろりそろりと降りてきた訳なのだが。
…如何せん、下水の匂いで鼻が曲がりそう。
…うぇ。
「うぅ…辛い…」
これには、シルナも辟易。
「あぁ…。加齢臭を放つシルナよりキツいな…」
「えぇぇ!?私は大丈夫だよ!爽やかなチョコの香りだよ!」
誰が爽やかだって?
「臭くない…。臭くないもん…」
涙目になってんじゃねーよ。
「つまんないこと言ってないで、早く行くぞ」
「つまんないことって何?重要なことだよ!」
良いから。
早く行かなきゃ、俺達の髪にも服にも、すべてに下水の匂いが染み付いてしまう。
…そのまま、暗くて臭い下水道を、15分ほど進んだ後。
「…おっ…」
突然、天井が高くなった。
上に向かって、古びた縄梯子がかかっている。
…どうやら、ここから上に上がれるようだ。
そして地図によると、この上が…。
「ここが…『アメノミコト』のアジトに通じる隠し通路、だな」
「そうだね…」
やっと着いたぞ。
待ってろよ、令月、すぐり。そしてナジュ。
今行くからな。
「でも…この梯子、大丈夫かな…?」
シルナが、不安そうに口にした。
「は?」
「だって…凄くボロボロだよ。落っこちたりしないかな…?」
「…」
突然、不安になることを言い出すんじゃねぇよ。


