「なんて綺麗なの……」
ウエディングドレスに身を包んだ日和は、日向と腕を組み、ホテルの庭園に出た。
辺り一面が薄桃色に染まるほど、たくさんの桜が花開き、そよ風に優しく揺れている。
挙式の前に、二人は桜の下で写真を撮ることになっていた。
「ひよちゃん、すごーく綺麗!」
望美がそう言って、日和にピンクと水色のティアドロップブーケを差し出す。
「ありがとう、望美ちゃん。わあ、とっても素敵なブーケ!」
「佐野さんとひよちゃんのイメージで作ったの。お二人とも本当にお似合い!お幸せにね」
ストレートヘアをサラリと揺らして、清楚な紺色のワンピース姿の望美が微笑んだ。
「ではお二人、桜の木の下へお願いします」
カメラマンの言葉に、日向と日和は桜の花びらがひらひらと舞う中に佇む。
「日和、すごく綺麗だ」
「ありがとう。日向さんもとっても素敵」
日和のドレスはパフスリーブのプリンセスラインで、細いウエストからふわりと広がるスカートが可愛らしくゴージャスだ。
日向は白のタキシードで、ベストとチーフは水色で揃えている。
「私の夢を叶えてくれてありがとう、日向さん」
「どういたしまして。日和の夢を叶えるのが俺の夢だからな」
「ふふっ、今日はなんだかかっこいいね、日向さん」
「今日も、だろ?」
「ふふふ!うん。いつもいつも、世界一かっこいいよ」
「日和もな。どんな時も世界一可愛い」
微笑み合う二人を、カメラマンが何枚も撮影する。
「ひゃー!お二人とも絵になるわ。うっとりしちゃう」
撮影の様子を感激の面持ちで見守っていた望美は、後ろから誰かが近づいて来る気配がして振り返った。
「おおー!こりゃまた、なんて麗しい美男美女。どこぞのお姫様と王子様かと思ったよ」
ゴンさん!と、日和と日向が声を揃える。
「早く着いたから散歩でもしようと思ったら、ちょうどいいところに出くわしたな。ひよちゃん、佐野さん、おめでとう!」
「ありがとう、ゴンさん。せっかくだから、一緒に写真撮ろう!」
日和が手招きすると、ゴンさんは慌てて手を振った。
「いやいやいや、俺なんか入っちゃ台無しだって」
「そんなことない。ゴンさんのスーツ姿、かっこいいよ。ね?せっかくだから。あ、じゃあ望美ちゃんも入って」
ええ!?と望美も驚くが、カメラマンに促されて4人で並ぶ。
「いいですねー。はい、笑って」
庭での撮影を終えると、4人で控え室に向かった。
ウエディングドレスに身を包んだ日和は、日向と腕を組み、ホテルの庭園に出た。
辺り一面が薄桃色に染まるほど、たくさんの桜が花開き、そよ風に優しく揺れている。
挙式の前に、二人は桜の下で写真を撮ることになっていた。
「ひよちゃん、すごーく綺麗!」
望美がそう言って、日和にピンクと水色のティアドロップブーケを差し出す。
「ありがとう、望美ちゃん。わあ、とっても素敵なブーケ!」
「佐野さんとひよちゃんのイメージで作ったの。お二人とも本当にお似合い!お幸せにね」
ストレートヘアをサラリと揺らして、清楚な紺色のワンピース姿の望美が微笑んだ。
「ではお二人、桜の木の下へお願いします」
カメラマンの言葉に、日向と日和は桜の花びらがひらひらと舞う中に佇む。
「日和、すごく綺麗だ」
「ありがとう。日向さんもとっても素敵」
日和のドレスはパフスリーブのプリンセスラインで、細いウエストからふわりと広がるスカートが可愛らしくゴージャスだ。
日向は白のタキシードで、ベストとチーフは水色で揃えている。
「私の夢を叶えてくれてありがとう、日向さん」
「どういたしまして。日和の夢を叶えるのが俺の夢だからな」
「ふふっ、今日はなんだかかっこいいね、日向さん」
「今日も、だろ?」
「ふふふ!うん。いつもいつも、世界一かっこいいよ」
「日和もな。どんな時も世界一可愛い」
微笑み合う二人を、カメラマンが何枚も撮影する。
「ひゃー!お二人とも絵になるわ。うっとりしちゃう」
撮影の様子を感激の面持ちで見守っていた望美は、後ろから誰かが近づいて来る気配がして振り返った。
「おおー!こりゃまた、なんて麗しい美男美女。どこぞのお姫様と王子様かと思ったよ」
ゴンさん!と、日和と日向が声を揃える。
「早く着いたから散歩でもしようと思ったら、ちょうどいいところに出くわしたな。ひよちゃん、佐野さん、おめでとう!」
「ありがとう、ゴンさん。せっかくだから、一緒に写真撮ろう!」
日和が手招きすると、ゴンさんは慌てて手を振った。
「いやいやいや、俺なんか入っちゃ台無しだって」
「そんなことない。ゴンさんのスーツ姿、かっこいいよ。ね?せっかくだから。あ、じゃあ望美ちゃんも入って」
ええ!?と望美も驚くが、カメラマンに促されて4人で並ぶ。
「いいですねー。はい、笑って」
庭での撮影を終えると、4人で控え室に向かった。



