「うおー、マジか。おめでとう!」
「すごい!やったね、日向。おめでとう!ひよちゃん」
翌日の仕事終わり。
日向と日和は居酒屋に慎一と椿を誘い、つき合うことになったと報告した。
二人共、興奮気味に祝福してくれる。
「あの日向が初めて自分から好きになったのね。その相手がひよちゃんだなんて、素敵!」
「ほんとだよ。やったな、日向。あー、俺も思い切ってアタックしようかな」
慎一の言葉に、日向は思い出す。
(初めて好きになった人は忘れられないって言ってたな。慎一は、今でもその人のことを好きなのだろうか)
自分の背中を押してくれた慎一にも、幸せになってほしかった。
「慎一」
「なんだ?」
「お前のおかげだよ。ありがとう」
素直にそう言うと、慎一は意外そうに驚いた。
「日向、変わったな。なんか丸くなった」
椿も、ウンウンと頷く。
「ひよちゃんとどんな会話してるの?気になっちゃう!」
「別に……。普通だけど」
仏頂面で答える日向に、椿は「そうなの?」と日和に尋ねた。
「そうですね。ふふっ」
「やだ!ひよちゃんが、なんだか余裕の笑みを浮かべてるわ。日向の方がひよちゃんにゾッコンなんだー」
「いえ、私も日向さんのことが大好きです」
日和がそう答えると、日向の顔はボッと真っ赤になった。
「ちょっ、やだ日向ったら。なんでそんなウブな反応するのよ。こっちが照れるじゃない」
「ほんとだよ。お前、キャラ崩壊してんな」
椿と慎一に冷やかされ、日向は「うるさい」とそっぽを向く。
その隣で日和は終始にこにこと笑っていた。
「すごい!やったね、日向。おめでとう!ひよちゃん」
翌日の仕事終わり。
日向と日和は居酒屋に慎一と椿を誘い、つき合うことになったと報告した。
二人共、興奮気味に祝福してくれる。
「あの日向が初めて自分から好きになったのね。その相手がひよちゃんだなんて、素敵!」
「ほんとだよ。やったな、日向。あー、俺も思い切ってアタックしようかな」
慎一の言葉に、日向は思い出す。
(初めて好きになった人は忘れられないって言ってたな。慎一は、今でもその人のことを好きなのだろうか)
自分の背中を押してくれた慎一にも、幸せになってほしかった。
「慎一」
「なんだ?」
「お前のおかげだよ。ありがとう」
素直にそう言うと、慎一は意外そうに驚いた。
「日向、変わったな。なんか丸くなった」
椿も、ウンウンと頷く。
「ひよちゃんとどんな会話してるの?気になっちゃう!」
「別に……。普通だけど」
仏頂面で答える日向に、椿は「そうなの?」と日和に尋ねた。
「そうですね。ふふっ」
「やだ!ひよちゃんが、なんだか余裕の笑みを浮かべてるわ。日向の方がひよちゃんにゾッコンなんだー」
「いえ、私も日向さんのことが大好きです」
日和がそう答えると、日向の顔はボッと真っ赤になった。
「ちょっ、やだ日向ったら。なんでそんなウブな反応するのよ。こっちが照れるじゃない」
「ほんとだよ。お前、キャラ崩壊してんな」
椿と慎一に冷やかされ、日向は「うるさい」とそっぽを向く。
その隣で日和は終始にこにこと笑っていた。