椿と日和が女子トークで盛り上がる中、慎一がこっそり日向に尋ねる。
「おい、日向。いつから惚れてたんだ?」
「……別に、そんなんじゃない」
「嘘つけって。バレバレだぞ」
「ほんとにそんなんじゃない。ただ指導役として、気にかけてるだけだ」
すると慎一はニヤリとした。
「誰もひよちゃんのことなんて言ってないけど?」
「おまっ、試したな!?」
「引っかかるなんて、日向らしくない。恋は盲目だな」
カッとなるものの、日向は何も反論出来ない。
いつもの冷静な考え方も出来なかった。
「もうさ、とっとと告白しろよ」
「……どうやって?」
「おい、恋愛初心者かよ。そんなの、君が好きだ!つき合ってくれ!でいいだろ」
「……いつ言うんだ?」
「今でしょ」
「アホ!そんなんで勝算はあるのかよ?計画性ゼロだろ」
慎一はやれやれと肩をすくめてから、もったいぶってビールを飲む。
「恋に方程式なんてありませんよ?日向くん。ま、強いて言うなら、君の恋愛偏差値はかなり低いですな。ここはもう、頭で考えずに心で行動した方がいいぞ?」
「……考えずに行動なんて、したことない」
「じゃあ、これが日向の初恋だな」
「はあ?この歳でか?」
「ああ。いいぞ、初恋って。初めて好きになった人は忘れられない」
そう言って慎一は、昔を思い出すように遠くを見つめる。
(そんなふうに思い返す相手は、俺にはいない)
それならやはり、これが初めての恋愛なのだろうか?
日向は自分の気持ちを持て余し、グッとビールを飲み干した。
「おい、日向。いつから惚れてたんだ?」
「……別に、そんなんじゃない」
「嘘つけって。バレバレだぞ」
「ほんとにそんなんじゃない。ただ指導役として、気にかけてるだけだ」
すると慎一はニヤリとした。
「誰もひよちゃんのことなんて言ってないけど?」
「おまっ、試したな!?」
「引っかかるなんて、日向らしくない。恋は盲目だな」
カッとなるものの、日向は何も反論出来ない。
いつもの冷静な考え方も出来なかった。
「もうさ、とっとと告白しろよ」
「……どうやって?」
「おい、恋愛初心者かよ。そんなの、君が好きだ!つき合ってくれ!でいいだろ」
「……いつ言うんだ?」
「今でしょ」
「アホ!そんなんで勝算はあるのかよ?計画性ゼロだろ」
慎一はやれやれと肩をすくめてから、もったいぶってビールを飲む。
「恋に方程式なんてありませんよ?日向くん。ま、強いて言うなら、君の恋愛偏差値はかなり低いですな。ここはもう、頭で考えずに心で行動した方がいいぞ?」
「……考えずに行動なんて、したことない」
「じゃあ、これが日向の初恋だな」
「はあ?この歳でか?」
「ああ。いいぞ、初恋って。初めて好きになった人は忘れられない」
そう言って慎一は、昔を思い出すように遠くを見つめる。
(そんなふうに思い返す相手は、俺にはいない)
それならやはり、これが初めての恋愛なのだろうか?
日向は自分の気持ちを持て余し、グッとビールを飲み干した。



