電車を乗り継いで日和のマンションの最寄り駅まで来ると、大通りを歩き始める。
途中に花屋が目に入り、日向は足を止めた。
花を生ける日和の様子を思い出す。
日向は店頭に並ぶ花を選び始めた。
「いらっしゃいませ。贈り物ですか?」
エプロン姿の若い女性スタッフがにこやかに現れる。
「あ、はい。花の名前は詳しくないのですが、誕生日のお祝いに明るい色合いの花を」
「かしこまりました。いくつか組み合わせてみますね」
スタッフは、赤やピンク、オレンジの花を少しずつ増やして華やかにまとめた。
「こんな感じでいかがでしょうか?」
「いいですね、ありがとうございます。それと彼女は、フラワーアレンジメントをするのが好きなんです。緑の吸水スポンジって売ってますか?」
「ございますよ。ご自分でアレンジされるなんて、素敵な方ですね。あ、でしたら!」
何かを思いついたようなスタッフを、なんだろう?と目で追っていると、小さな青い花が咲くポット苗を手にして戻って来た。
「こちらもご一緒にいかがでしょう?今日の誕生花でアメリカンブルーという花なんですが、その方ならきっと上手に育ててたくさん増やしていただけるかと思います。長くお花を楽しめますし、プレゼント用に陶器のポットもございますよ。こびとやウサギやワンちゃんなんかの……」
「ワンちゃん!?」
思わず食いついてしまう。
「え?はい、こちらです。この丸い部分にポット苗を入れると、ほら!ワンちゃんがお花の匂いを嗅いでるみたいですよね」
スタッフが手にしたのは、白い犬が目を閉じてにっこりしている陶器だった。
ちょうど犬の鼻先に、青い花が咲いている。
「こっ、これにします!」
「はい、ありがとうございます」
スタッフがラッピングする様子をじっと見つめる。
これを贈ったら、日和はどんな反応をするだろう?
喜んでくれるだろうか。
きっと喜んでくれるに違いない。
はやる気持ちを抑えつつ、日向はスタッフが丁寧に包んでくれるのを見守った。
途中に花屋が目に入り、日向は足を止めた。
花を生ける日和の様子を思い出す。
日向は店頭に並ぶ花を選び始めた。
「いらっしゃいませ。贈り物ですか?」
エプロン姿の若い女性スタッフがにこやかに現れる。
「あ、はい。花の名前は詳しくないのですが、誕生日のお祝いに明るい色合いの花を」
「かしこまりました。いくつか組み合わせてみますね」
スタッフは、赤やピンク、オレンジの花を少しずつ増やして華やかにまとめた。
「こんな感じでいかがでしょうか?」
「いいですね、ありがとうございます。それと彼女は、フラワーアレンジメントをするのが好きなんです。緑の吸水スポンジって売ってますか?」
「ございますよ。ご自分でアレンジされるなんて、素敵な方ですね。あ、でしたら!」
何かを思いついたようなスタッフを、なんだろう?と目で追っていると、小さな青い花が咲くポット苗を手にして戻って来た。
「こちらもご一緒にいかがでしょう?今日の誕生花でアメリカンブルーという花なんですが、その方ならきっと上手に育ててたくさん増やしていただけるかと思います。長くお花を楽しめますし、プレゼント用に陶器のポットもございますよ。こびとやウサギやワンちゃんなんかの……」
「ワンちゃん!?」
思わず食いついてしまう。
「え?はい、こちらです。この丸い部分にポット苗を入れると、ほら!ワンちゃんがお花の匂いを嗅いでるみたいですよね」
スタッフが手にしたのは、白い犬が目を閉じてにっこりしている陶器だった。
ちょうど犬の鼻先に、青い花が咲いている。
「こっ、これにします!」
「はい、ありがとうございます」
スタッフがラッピングする様子をじっと見つめる。
これを贈ったら、日和はどんな反応をするだろう?
喜んでくれるだろうか。
きっと喜んでくれるに違いない。
はやる気持ちを抑えつつ、日向はスタッフが丁寧に包んでくれるのを見守った。



